メンター養成講座のご感想

テキサス メンター養成講座に参加して

黒川 香奈子 さん
ブログ: https://mamaeigo-nagoya.com
メンターとなるまでに向き合うことができたのは、自分自身の本質。「楽に賢い子が育つためのマニュアルは本当にないらしい」ことを体感できたのは、つい最近のことです
 メンターとなるまでに向き合うことができたのは、自分自身の本質。今考えると、自分の性格がモロに出て、それを直視しなければならない状況になるという事態は、乗馬を含め五感を使って学ぶ(しかも大人になって!)という非日常を通してこそできた貴重な経験だったと思います。指摘されることや、自分で感じるところがあっても、日常生活をおくる中ではなかなか認められなかった根っこの部分をしっかりと見つめる良い機会になりました。

 そもそも私がIBEAに興味を持ったのは、「どうやったら楽に賢い子が育つんだろう?(しかもお金をかけずに)」という、ミーハー丸出しな動機でした。カンと運だけは強い私ですので、ココには絶対答えがあるはずだと常にIBEAをチェックしていました。「どうやら本当にマニュアルはないらしい」ことを体感できたのは、つい最近のことです。初めてIBEAに会った時にお腹にいた娘が、小学生になろうとしていました。 自分の中の「理解している、知っている」は、所詮それだけのもの。「知ったことでできる気になっていた」自分が、なんてお目出たい奴だったんだろう…と思います。

 「私の意識できていない自分」は、馬レッスンで嫌になるほど自覚できました。特に、「考えずに感じる」という、自分が得意だと思い込んでいた部分ができないことに焦りました。「感じる」という、言うなれば野生のカンを働かせることは、現代を生き抜く人間たちには特に大切なこと。頭で理解することの方に意識が向いてしまい、心で感じることが疎かになってしまう自分がいました。得意気にブルース・リーの真似なんぞしている場合ではないですね。「可動域は広いが軸はブレない母親」であるためのヒントは、馬レッスンはもちろん、そこら中にごろごろ転がっていたことに気づきました。

 こんなにたくさんの景色を味わうことができる母親であることは、本当に幸せだと感じます。「ピンとくる」 というのは、非論理的なことではないというのも、私はここで学びました。「無視できない自分」の心の声にGOを出す、そんなシンプルなことから物事はどんどん面白くなっていくのかもしれません。
松岡 優 さん
ブログ: https://ameblo.jp/yu8rainbow/
目標を持つのではなく、その過程を大事に、丁寧に、自分の内面を見ていく。大人になってからそんな学びがあることを初めて知りました。
【馬リトリート参加前】
 馬を通して非言語コミュニケーションを学ぶことができるということで、いつかチャンスがあれば私も受けたいと思っていました。一足早くに体験をされていた方たちのお話を聞けば聞くほど、その思いは強くなっていきました。しかし私にはそれを叶えるだけの資金がなく、お金が溜まったら行こうと思っていたところでした。

 ところがチャンスは不意に突然やってきて、「いつでもテキサスへ来て良いよ」と、私に決断のボールは渡されたのです。その時、様々な思いが頭を駆け巡りましたが、心底、「行きたい!今、私が行きたい!」と強く思ったことを覚えています。息子が中学三年生の冬休み。世間一般では受験ラストスパートの大事な時期ですが、一緒に連れていくことを前提としていました。

 これまでIBEAのメルマガやFacebookを愛読していた私は、お金には代えられない宝がそこにはあると確信に近いものがあり、またそれは行ったからどうにかしてもらえるという気持ちではなく、見るもの全てを吸収してこようと心に決めた日でもありました。

 『チャンスの神様には前髪しかない。その時掴まなければチャンスは手をすり抜けてしまう』そんな言葉を思い出していました。誰にでも訪れるチャンスではありません。もちろん、私にとっても簡単に準備できる金額でもありませんでした。ですが、私の期待以上の体験と学びがあったメンター養成講座だったことを先に述べておきたいと思います。

【馬リトリートを受けて】
 400キロを超える大型の馬と接するのは、もちろん初めての経験でした。犬猫などの小動物にも苦手意識を持っていたので、正直自分がどういう気持ちになるのか想像もつきませんでした。しかし実際対面してみると、その優しい目に癒され、温かい背中に包まれて、すっかり虜になっていました。

 5頭いるのでそれぞれに性格や特性もあり、全て同じ方法が当てはまるわけではありません。大事なのは、「相手を観察し、相手の状態を知る」「それに共感した上でしなくていけないことはやらせる」「思いと体を一致させる」そういう原理と言うものは、我が子相手だろうと同じということを学びました。言葉を必要としない馬が相手だからこそ、人に対しても当てはまるその原理をシンプルに体感することができるのは、ここでしか出来ない体験だと思います。

 そして、馬が私の指示をしていない行動をとる前に「気が付くこと、そしてそれにすぐ対処すること」ということが私にとって大きな学びとなりました。まさしくこの時、私は我が子に対して、対処療法をとることしかできなくなっていたからです。子供たちを連れて行ったことは、早くに海外を身近に感じさせることができたこと・外に出ることで自国を意識する視点ができたこと・英語で思ったより簡単にコミュニケーションができると自信に繋がったこと、メリットを挙げたらきりがありません。しかし、一番良かったことは、親である私が「学ぶ姿勢を実践して見せることができたこと」だと思っています。

【メンター養成講座全体を通して】
 私はメンターになるより前から、「お母さんである女性が更に幸せに生きていくためのお手伝いがしたい」という想いで地域の子供達に、英語を通して学びを広める英語教室を開いていました。

 直接お母さんたちに働きかける手段が分からなかったからです。それなら自分の出来ることから始めてみようと思っての決断でした。そして、幸運にもIBEAが発足する時期に出会うことができ、メンターとしても活動していきたいと手を挙げ、日々学ぶ現在に至ります。

 私はシングルマザーなので人一倍、メンターとして提供する内容やその価値にシビアな目で見ているところがあるかもしれません。その点だけにおいても、IBEAから発信されるものは毎回私の期待以上のものが出てきます。

 期待以上と言う驕った言葉より、毎回驚かされ、ワクワクするものばかりと言った方が正しいかもしれません。今までの私の知っていると思っていた世界はまだまだ小さく、一方方向からの視点からしか見ていなかったことに気付かされます。取り組む課題を通して、優しく、時に激しく、その固定観念を大きく揺さぶられるのです。

 目標を持つのではなく、その過程を大事に、丁寧に、自分の内面を見ていく。大人になってからそんな学びがあることを初めて知りました。本当の意味での豊かさと贅沢な時間と言うものがどんなものなのか知った思いです。

 私の望みは、「お母さんである女性が更に幸せに生きていくためのお手伝いがしたい」という想いに変わりありません。それを実現するためにもメンターは、自分の学びや姿勢を通して、目の前にいる人にちょっと良い刺激を与えることができたり、それによって誰かが明るくなれたり、そしてその人が今度は違う誰かに良い影響を与えて…それが波の様に全体に波及していく。そんなことができると感じています。

 もしメンター養成講座に参加するか迷われている方がいらっしゃれば、とことん自分に問いかけると良いと思います。自分は何を望んでいるのか。それはどうすれば叶うのか。そのためには何をしたら良いのか。そうすることで、脳は答えを導き出すよう動き出すそうです。

 色々なバックグラウンドをお持ちの方と一緒に、メンターとしてIBEAの活動を盛り上げていきたいと思います。
白石 のり子 さん

お母さんという大きな存在で子供を取り巻く社会をみんなで良くしていく。このプロジェクトに参加できることは、とても意義があります
 メンター養成講座へのスタートはワクワクドキドキでした。私は英語の先生もしてないし、子育ても自慢できるものが無いけど、子供を大きく伸ばしてあげたい、子供を取り巻く社会を良くしたい、そしてこのIBEAの取り組みに参加したい、そんな思いでした。

 テキサスでは本当に思い出深い日々を送りました。その間メインとも思われる馬セミナーに参加。馬に乗ることも近くで見るもの初めてでしたが、馬との関わりでは結構ガツンと感じる程の大きな気づきを得られました。このことで、自分を見つめる大きなチャンスをそして子供との関係を見つめるまたとない機会となりました。

 一番の幸せはYukikoさんが作るお食事でした!何でこんなに美味しくて体に良いものをササっと作れるのか。あの2週間の体調はすこぶる快適でした。子供達もあの環境の中で走って遊んで泳いでと最高の日々だったようです。寝食を共にして群れて遊ぶ経験は彼らの宝物となるでしょう。

そして現在も学んでいる最中ですが、非常に大きかったのはペトロスキー先生の講義です。なるほど~と思い、大きなヒントや腑に落ちなかったことがストンと解決していく。そして何よりも”学ぶ楽しさ”を教えて頂きました。もっと勉強したい、もっと知りたいと純粋思っています。

 まずお母さんたちが自信を持ち、自分の個性に気づき、お母さんという大きな存在で子供を取り巻く社会をみんなで良くしていく。この大きなプロジェクトに参加できることは、とても意義があります。是非、参加してみて下さい。
松内 有紀 さん

子育てで悩み孤独を感じる人に温かい場所を提供できるような人になれたら素敵だなと思いました
 まず、なぜ私がママ英語のメンタープログラムに参加したかという理由は、私には今年5歳になる娘がいます。その娘の子育てが難しく感じてきていたからです。子供が産まれてから自分なりに頑張ってきたつもりでした。子育ての本は何冊も読んだし、子育てのセミナーにも参加したり…。でもなぜかしっくり来ないのです。子供の様子をみていても何かが違うのでないかという焦りに似た思いがありました。そんな時に、由紀子さんのメンタープログラムを知りました。

その時に思ったのは、私のように子育てで悩み孤独を感じる人に、由紀子さんのような温かい場所を提供できるような人になれたら、そんな場所づくりが出来たら素敵だなと思いました。また一方で、テキサスまで2週間も!?子供もまだ5歳だし、もう少し落ち着いてから…。と思ったのが最初の印象です。でも、不思議なんですが、自分が馬に乗ったイメージが脳裏にありありと浮かんで、それがずっと心の中から消えませんでした。そんな折、すぐ定員が埋まってしまい。今年の参加は無理だと半ばあきらめたのですが、あきらめきれずwaiting listに載せてもらえるようにお願いをしました。今年でなくてもいい、次のチャンスで参加できますように。という願いを込めて。そうしたら、数日後数名の再募集があり、その時は心臓が胸から飛び出そうなくらい緊張しながら、清水の舞台から飛び降りるような気持ちで参加するボタンを押しました。

 テキサスでの講習は、大袈裟に聞こえるかもしれませんが、私にとって魂が洗われるような経験でした。由紀子さんと根本さんのご指導のもと、馬という思いが伝わる友人を介して、自分の人間としての問題点が浮き彫りになりました。本当に不思議なんですが、馬の前では自分のすべてが鏡のように映し出されてしまうのです。そして、馬との交流を通して、子育ての問題は子供ではなく、自分にあったのだと分かりました。毎日自分との対峙、それを馬が助けてくれました。思いの大切さ、感じることの大切さ、事実を見る心の目を養う事。テキサスに来て、想像以上の経験をしました。そして、今までの自分から変わりたいと強く思いました。私が変われば、子供が変わると信じて。

 一方、子供はといえば、毎日自然の中で暮らして、プールにはいり、身体にいいものを食べて、夜には満点の星を眺めて、疲れてすぐ寝て、朝は鶏の声を聞いて起きるという生活を2週間送りました。そして、みんなでご飯を作ってみんなで食べてという、まるで大家族の一員になったような日々でした。私自身一人っ子なので、大家族の生活にあこがれていました。みんながひとつの家族のような生活で、みんながそれぞれできることをして支えあうという生活をすることで、心が通い合って、子供もまるで兄弟姉妹のようになって、子供にとってもテキサスでの日々は忘れられない思い出となりました。

 そんなテキサスでの充実した2週間を過ごした後、今はFBを通してメンターになるべく学びを進めています。その中の一つには、テキサス大学教授のペトロスキー先生のビデオ講義があります。1つ1つは短いですが、教えていただく内容は本当に濃く、時折ペトロスキー先生からコメントをいただけることもあり、こんな機会に恵まれたことに感謝の気持ちでいっぱいになります。そして、この感動をこの思いを、他のママさん達に伝えていけたらと思わずにはいられません。課題はまだ終わっていませんが、一つ一つスモールステップを積み重ねて学びを深めていきたいと思っています。

 もし、メンタープログラムの参加を迷っていらっしゃる方がいたら、一緒に学びませんか?私もまだメンターではないけれど、由紀子さんがおっしゃる子育てを、一緒に実践できる人が一人でも増えて、それによって子育てを優しい気持ちでできるお母さんが一人でも増えたら、将来日本の子供たちの笑顔が増えると思うんです。今の私の夢は、将来の日本の子供たちがもっとキラキラしていること!そして、大人もキラキラしていることです。
宮川 麻衣子 さん

自分が満たされ周囲といい関係を築けるようになり、ポジティブな輪が広がっていくのを実感しています
 テキサスでの講習、またメンター養成講座は想像以上に素晴らしい体験でした!講座を通して大きく成長していることを日々実感しています。

 私は、妊娠出産を機に会社を去り専業主婦になりました。ゆくゆくは子供の教育に携わる仕事をしたいと漠然と思っていましたが、現実的には日々の子育てにとにかく必死で、いつどこで社会復帰できるのか全く想像もつきませんでした。そんな状況を変えたいと思っていた時にこの講座の募集を知り、期待と不安の中応募しました。今となってはあの時参加を決めた自分を褒めてあげたいです。こんなに、真に自分の力となる経験をできるとは思ってもみませんでした。プログラムに関わってくださっている全ての方に感謝の気持ちでいっぱいです。

 なんといっても馬の講習は衝撃的でした。自分の姿を、馬を通してはっきりと見せつけられてしまいました。普段自分がどう子供に接しているか、自分はどういう人間でどういう考え方をしているのか、自分自身の状態を自覚することができました。

 馬に指示を出しているのに全く伝わらず苦しい時もありました。でも、どんなに大変でも毎日馬と向き合うことで、頭ではなく自分の感覚を信じられるようになっていきました。ある時馬を扱っていて急に不安が湧いてきたことがありました。その時由紀子さんが、『麻衣子さん、大丈夫、できるよ!あなたの中に強さが見える!』と仰ってくださいました。私を見て、信じて、励ましてくれる人がいる。由紀子さんの存在は本当に大きく、私もまた少しずつですが、自分の強さを信じることができるようになりました。

 この年になって、2週間も寝食を共にし、一緒に悩み前に進む仲間ができたこともとても大きかったです。朝起きて一緒に朝食をとり、子供たちは集まってカートに乗って動物たちにエサやり、プール遊び。みんなで一緒に思い切り遊ぶことでどれだけ多くのことを娘が吸収したか。帰国した娘は一気に成長し、言葉も運動能力も爆発的な飛躍を遂げました。大きな成長が見られたのはもちろん喜ばしいことですが、それよりも何よりも、一人っ子の娘に、たくさんのお兄さんお姉さんお友達、お母さんたちと過ごす時間を経験させてあげられたことが何より嬉しかったです。

 馬の講習に加え、食事や運動、呼吸法、マッサージなど様々な面で、私たちに与えられるだけのものを与えてくれた由紀子さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。由紀子さんも根本さんも常に全力で私たちに向き合ってくださいました。その在り方でメンターとしての姿を見せていただき、日々多くのことを学ばせていただきました。日本に帰国して時間が経てば経つほど、テキサスで学んだことが深く自分の中に染み込んでいくようです。あの時の生活を今の日常に取り入れていくよう現在も試行錯誤しています。

 今取り組んでいるメンター養成講座では、現在の自分の姿を自覚し、今後どうなっていきたいのか、そのために何ができるかを具体的に考える貴重な機会となっています。私一人では日々の生活に精いっぱいで、足を止めて今後の自分を考える余裕はとてももてなかったと思います。目標を持つことで、私の毎日は忙しいながらも充実したものとなりました。この先の人生も自分の足で歩むことができる、とても満たされたものになる予感がしています。

 これからメンター養成講座を受ける方には、全てを吸収するつもりで、どん欲に、素直に臨んでほしいと思います。講座の過程で自分と向き合うことがたくさんあると思います。時には苦しかったりへこんだりすることもあると思いますが、それを乗り越えて大きくなる力がきっと誰にでも備わっていると思います。私自身そう信じて、日々の課題に取り組んでいます。

 個人的な経験ですが、馬の講習中一日の終わりにノートにその日感じたこと、うまくいかなったこと、うまくいったことなどとにかく記録していました。それが今私の宝となっています。毎日くたくたでしたが、一日の終わりのいい振り返りになりましたし、読み返すと今なら理解できることなどもあります。これから参加する方にもぜひお薦めしたいです。

 あ、この講座の大事な副産物を書くのを忘れていました!講座を始めてから、夫と娘、両親との関係がとてもよくなりました。自分の行動や言動を客観的に見られるようになったことで自分自身が変わってきたためと思います。自分が満たされ周囲といい関係を築けるようになり、ポジティブな輪が広がっていくのを実感しています。

 まだまだ勉強中ですが、これからも日々の課題を通して成長していきたいと思います。そして私らしく輝いて、メンターとして社会に少しでも貢献していきたいです。
櫻井 きよ さん

自分をさらけ出しても認め合い、意見を言い合える仲間に出会えたことは大きな宝にもなりました
  教える経験のない私でも参加していいのかな、子供達(8歳と3歳)と3人での海外なんて大丈夫かな、馬なんて触ったことないよ~(子供たちは動物苦手なようだし)、大出費だよぉ、そんな不安と、何かが変わりそうな期待とで、ドキドキしながら、夜中にエイッとメンター養成講座への申し込みメールを送信しました。テキサスからの帰国の道中、申し込み前に不安に思っていたことなんて、考え損やったわーと気づきました。成田からの帰路では、「テキサスに戻りたい、来年も行っていい?」と息子。月並みな言葉ですが、私達三人はこの講習に参加できて、本当に良かったです。

 私も子供たちも、大型動物との触れ合いを経験したことがほとんどなく、おっかなびっくりでした。しかし、馬との触れ合い初日が終わる時には、その不安は吹き飛んでいました。「明日もお馬さんと遊べるかな~?」「楽しかった~!」と、子どもたちは毎日の活動を大いに楽しんで過ごせました。私にとっても、一日中絶えず刺激のある毎日で、時の流れがとっても早く一日があっという間に過ぎ去ってしまいます。もちろん滞在もあっという間。子どもだけでなく、私ももっと長く滞在したかった、と強く感じました。

 私には、子育てについて表面的な意見交換の様なことをすることはあっても、自分や友人の内面までも深く洞察して意見を交換したり、客観的に自分や自分の子育てについて考察する機会はありませんでした。それを、テキサス滞在の2週間、そして帰国してからも与えられる課題やこれまでの学びを通じて、自分を見つめることを絶えず続けられています。課題が終了した後も、この講座を通じて得た知識が、きっと私に学び続けることを自発的にさせてくれるように感じています。

 短期間の内に、自分をさらけ出しても認め合い、意見を言い合える仲間に出会えたことは大きな宝にもなりました。子どもたちから一旦離れて、自分の学びに集中できる時間を通じて考えさせられることも沢山ありました。まだ講座の受講途中ですが、私が今学んでいることを、自分だけの学びで終わらせることなく、わが子たち、それから周りにも私自身の実践を通じて感じてもらえれば、と欲が出てきています。

 不安と期待で一杯だった、テキサス出発前。そして不安が少しずつ消えてこれからの自分や子供たちへの期待が膨らむ今。まだ見ぬ事へ足を踏み入れる不安は、もちろんあると思います。でも、私の不安はぐっと小さくなり、参加するチャンスに巡り合えて、何か見えない力に感謝するばかりです。私は、講座参加の申し込みのボタンをエイッと押す勇気を出せて、本当に良かったと感じています。
梶原 啓子 さん

自分と向き合うのは時に見たくない自分を感じなくてはならないのですが、それを含め楽しいと思えるようになりました。

 私は、テキサスに行くのは二度目でした。毎回違う学びがあります。馬を通して己と向き合うこと、共同生活を通して子供を知ること、自分のみえていなかった自分を知ること、グルテンフリー、オーガニックな生活を体感する心地よさ、食事が体に与える影響を強く体験しました。

 出発前にSNSやZOOMでのやりとりがあったので、完全に初対面でないので、団体生活も入りやすかったように感じています。2週間他人と暮らすと書いてしまうと堅苦しく大変なイメージになりそうですが、同じ志を持った者同士だからか、 自然と協力し合い、なんというか同士という言葉が一番近く、親も子も深い絆みたいなつながりがもてました。帰国後も、情報交換したり、遊びに行ったり、学びあいになったりしている現在です。

 お馬さんを通して多く学ばせてもらいました。2度目ということで自分で勝手に気負ってましたが、それは完全にお馬さんたちに見抜かれ、己の雑念の多さに気がつかされました。子供の馬レッスンをみさせてもらい雑念がないってこういうことか!と教えてもらうこともありました。また、雑念が多いとリーダーシップがとりづらいことも学びました。

 帰国後から現在の講習は自分の知らなかった世界を学ぶことができ、狭い視野がどんどんひろがっていくのを感じます。メンターになるための講習なので、難しく思うかもしれません。自分と向き合うのは時に、見たくない自分を感じなくてはならないのですが、それでも、それを含め楽しいと思えるようになりました。

 講習を受ける前の無知な自分から今を振り返ると、随分山を登ることができてきてるんだな、と思っているところです。
佐藤 珠実 さん

自分自身の内面がポジティブに変えられたように思っています。子どもには多くの失敗を経験してもらい、それにもめげない楽天的な子に成長していけたらと思いました
【テキサスで2週間過ごし感じたこと】

『困っている人に手を差し伸べられる人になる』
 まず往復の飛行機で周囲に助けられました。10数時間のフライトを1歳児と過ごすのは苦行でしたが、周囲の目は温かくとても救われた気持ちになりました。テキサスに到着後1週間ほど娘が熱を出し、その間ほかのメンバーの方々との生活の中で何も協力することが出来ず、むしろずっと助けて頂いていました。皆さん心から私を助けて下さり、この心の在り方はメンターとして、人として備えておきたいものだと痛感しました。メンバーの方々からそのような姿勢を学び、私もそう在りたいと強く感じました。

『常に周囲に目を配りつつ、目の前を見失わないこと』
 馬と接する際に「レイジーアイ」が大切だということを学びました。馬は3秒以上意識を切ったら関係はすぐに切れてしまう、ということを学びましたが、それはおそらく子どもも同じだと感じました。目の前のことを意識しつつ、その意識を切らないまま周囲にも目を配るということは、メンターとしても必要な技量だと思いました。

『“気”を意識すること』
 馬と接する際に、気を一番意識しなければならないですが、大変難しく集中力を要するものでした。「大きく気を出して」、「気を小さくして、引いて」、「空気を描くように、流れている水のようなイメージで」。由紀子さんは頻繁にこのようにおっしゃっていました。この「気」を使いこなせられれば、子どものみならず、大人との関係も自分で変えていけると実感しました。現に帰国後も「気」を意識し人と接することで、まず自分自身の内面がポジティブに変えられたように思っています。由紀子さんはリーダーシップがあり、一人ひとりと向き合うことや全体をまとめることに長けていらっしゃいます。リラックスさせるような雰囲気も持ち合わせており、まさに「気を使いこなしている」方だと感じました。

『“心”で感じたことと”身体(気)”の動きが連動していること』
 つまり、心で思ったことが相手に伝わっているということです。馬をリバティで動かしている時、言葉では動きを伝えていないですし、身体をおおげさに動かして指示している訳でもありません。目で訴えるわけでもありません。“心”と“気”が一致すると、馬は思うように動いてくれる感じがしました。これは子供と接する際や集団を動かすときにも必要な感覚だと思いました。

『子どもに対する姿勢、私の在り方』
 特に意識したいのは、やはり“気”を持ちながらも“レイジーアイ”でいることです。子どもが何をしたいのか常に注目し、ほとんどのことは何でも好きにさせてやりたいと感じました。そしてペトロスキー先生がおっしゃっていた「失敗を繰り返すこと」をさせることです。とにかく子どもには多くの失敗を経験してもらい、それにもめげない楽天的な子に成長していけたらと思いました。


【メンター養成講座の課題から感じたこと】

 ペトロスキー先生のご高話を拝聴していくと、だんだんと「事実」と「論理」がきちんと理解できて来ているように感じています。両者は今までの生活の中であまり意識していなかったもので、なんとなく頭の中で処理されているような感覚でした。しかし受講を進めていく内に、いかに両者で世界のあらゆるものが成り立っているか、我々の思考がどのようになされているかを気づくことが出来、大変驚いています。ものの見方・考え方が変化しているのが分かります。

 まだ他の項目が全然進められていないのですが、目を通す限り、大変ワクワクするもので、やりがいのある課題だと感じています。日常では、ここまで深く考察することはないのではないかと思うくらい、思考を磨ける課題だと感じています。本当にありがとうございます!
竹村 博美 さん

普段なんとなく過ぎてしまう子育ての日々の中で気づきを発見でき、ハッとすることがたくさんあります
 テキサスの講習は最高の経験でした。親子とも忘れられない夏になりました。テキサスの広大な大地、光と肌で感じる太陽の強さ、その中に立っただけでも普段と違う精神になれました。

 毎日のプログラムで学び、色々な気づきがありました。母たちが学んでいる間に別のことをしていた子供たちも遊びや他の子供たちとのやりとりでグンと成長して逞しくなっていました。

 テキサスで共同生活をしたお母さん達との出会いもとても大きな副産物でした。普段同じ感覚の人と出会うことは稀ですが、由紀子さんという幹に伸びた枝のようなお母さん達なので、話しは合うし、滞在中ママからもそのお子さんとの接し方からも学べる良い機会でした。

 帰国後のメンタープログラムでは、文章を書くこと、自分の心の深層を見ることの訓練になりました。このプログラムを受けてからは、普段なんとなく過ぎてしまう子育ての日々の中で気づきを発見でき、ハッとすることがたくさんあります。テキサスで講座をして下さった先生から直接コメントをいただけとても貴重で有用な学びの機会でした。
三浦 久子 さん

こんなに自分のことを深く考えることは今までになかった経験です。子育てだけでなく、今後の人生に大いに役に立つ内容であると思います。
 今まで考えもしなかったことや、全然知らなかったことばかりで学ぶことがとてもたくさんあり、頭がオーバーフローしそうですが、毎日の生活の中で色々な気づきがあります。まだまだ全てが点ですが、こなしていくうちに全てが繋がってくるのではないかと期待しています。

 1人では絶対に途中で挫折しそうですが、一緒に前に進んでいる仲間がいることはとても心強く、由紀子さんやIBEAのスタッフ、この講座にかかわる全ての方が、手綱をもって導いてくださっているように感じています。大変感謝しています。また、講座を通して、向き合いたくない自分と向き合わざるを得ないです。こんなに自分のことを深く考えることは今までになかった経験です。子育てだけでなく、今後の人生に大いに役に立つ内容であると思います。

 メンター講座を知ったとき、お母さんに英語を教える講習なら単純にできると思いました。英語を教えてきた経験があるからです。でもこの講座はそれだけではなく、もっともっと深いものであると気づいた時、私にはできないかもと思いました。今でもできないかもしれないと思ってしまいますが、講座に取り組んでいく中で、励まされる内容も多く、何事も“できるかできないか”ではなく、“やるかやらないか”で、今はできるようになろうという気持ちで前進しています。

 自分の人生がより豊かなものになることは間違いないと思います。直感で飛び込んで良かったです。
佐藤 久美子 さん

こんな私だからこそ、できることがあるのでは、と思って邁進しているところです
 メンターの講座は大変勉強になっています。日常生活でも、自分自身はもちろんですが、友人にちょっとしたアドバイスもビデオで見たことなどを参考にさせていただいています(ミラーニューロンや、勝利のボーズなど)。

 ただ、生活に追われ、深いところまで読み込んでいないと思います。ペトロスキー先生のおっしゃっいた「わからなくても先に進む」、TEDで拝見した「できなくてもできているふりをする」を心の糧に進んでいる状態です。

 こんな私だからこそできることがあるのでは、と思って邁進しているところです。これからもよろしくお願いします。